2022/5/13(金)現在のスペルウィッチについて(EOP環境中期)


はいどうもウィッチマスターのマサヤです。

名古屋OJA ベビースターというプロチームでシャドウバースのプロ選手をやってます。

ウィッチだけをずっと使い続けてきて、今期ももちろんスペルウィッチを環境初期から使用していました。

普段はYoutubeでウィッチの動画を投稿していたり、配信をしていたりするので、この記事を見て興味が出たらチャンネル登録をお願いします。

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ということで、久しぶりに文字媒体でスペルウィッチについて発信していきたいと思います。

参考にしていただけると幸いです。

 

デッキリスト



 

まず自分が普段使っているデッキのリストを紹介します。

一般的に使用されているリストからあまり変わったところはないですが、最近だとグリモアソーサラー入りが良く見るリストですね。

 

次に採用カードの説明です。

どのリストにも必ず入っているカードの説明は省きます。

 

採用カード

 

知恵の光

最近減ってるリストも出回っている知恵の光。

減らす意図としては、ユニオンマジック種類達成の速度重視ということだと思います。イザベルから加えることができるカードで、既に使用した後だと、1PPのカードが大量に入っているこのデッキにしてみれば、そこに1PPを使って種類数が増えないのはあまり良くないと考えたということでしょう。

ですが、知恵の光は1コストで1枚デッキからカードを引くことができるので、欲しいカードへのアクセス率も上がりますし、何より事故防止のためにも低コストドローカードは最大限入れておいた方がいいと思います。

 

ストーンバレット

1コストの除去かつ大地の魔片を供給してくれるカード。1コストということで、氷塊のゴーレムとも相性のいいカードです。盤面にフォロワーを出さずに相手のフォロワーを除去できるので、盤面ロックにも使いやすいカードです。他の土カードの枚数とのバランスで採用枚数を決めてください。

 

マジックミサイル

ミラー戦においてかなり重要な役割を担うスペル。相手のカウンターマジック前に打つことは許されないカード。対ロイヤルなどでは除去としても使えますが、下手に盤面干渉をすると連携の溜まる速度が上がってしまうので、状況に応じて打ち先を変えてください。

 

カウンターマジック

最近は3枚のリストもちょこちょこ見るカード。ミラーを意識すると必然的に枚数が増える。葬送ネクロに対してもかなり強力なカードで、このカードの打つタイミングはよく考えましょう。

 

一世の探求

よく見るリストは2枚なことが多いです。ですが、序盤は事故防止になり、ミラー戦でいらない除去カードを捨てることができ、中盤以降はリソースカードにもなりえるので、個人的には減らすべきカードではないと思っています。普通は3枚入るようなカードが減っている場合、スペルの種類数のために削っていることが多いですが、被ったら探求で探求捨てればいいだけですし、序盤の事故防止がこのデッキでどれだけ大切かがわかれば自ずと3枚になると思ってます。

 

輪廻の女神

種類を1枚で2種類も稼いでくれる優れもの。極光の天使も今の環境ではかなり刺さりやすく、どちらを選んでも強いですね。多くの場合は極光の天使を取ります。

ネクロ対面で負ける場合、相手がマッドネスリーパーのラストワードを発動させてきて、返しのターンに疾走でリーサルを取られることがほとんどです。ですが、マッドネスリーパーの返しのターンに極光の天使を出すことによって、大幅に生存率を上げることができるので、勝率がかなり改善すると思います。

2枚以上入れるかは怪しいですが、1は入れたほうがいいカードだと思います。

 

続いて採用候補カードについて。

可能性を考えたらかなりの数になってしまうので、一般的に使用されてるカードについてのみ説明します。

 

採用候補カード

 

ジオース

環境初期から物議を醸していたカードです。主に自分のせいですが💦

ジオース自体のカードパワーは高いんですが、ネクロマンサーとスペルウィッチ相手には終始あまり盤面を並べずにいたほうが基本的に強いので、この対面にはあまり強くないですね。ただ、葬送ネクロに対して、ミストドラゴンだけはかなり強力なので、ミストドラゴンだけ出して、すぐに融合するかディスカードをすれば使えるかもしれませんが、オウルキャットがどうしても邪魔になりそうなので、やはり採用はしないですね。対ロイヤルのために入れている人もいますが、いなくても有利だと思います。

 

グリモアソーサラー

最近はかなり採用枚数が上がってきたカードですね。

環境初期のデッキに採用されていたカードの中で唯一ワンチャン入れてもいいなと思っていたカードです。

詳しくは以下の動画を参照にしてください。

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グリモアソーサラー自体は弱いカードではないんですが、グリモアソーサラーの恩恵を受けて強いカードがクオンしかいないのが気になります。

それと、スペルブーストをするためにフォロワーを盤面に出さなくてはいけないのもあまり強くないポイントですね。相手の当たり先になるようなことは極力さけたいです。

チャクラムは突進を持っていないので少し話は違いますが、チャクラムでさえ盤面に残さないように工夫するので、グリモアソーサラーはあまり評価していません。

ただ、ロイヤル対面には早期でクオンを着地させることによって簡単に勝つことができる上に盤面も処理することが可能なので、ロイヤル対面には強くなると思います。

 

 

マリガンについて

各対面と共通マリガンになります。

セットキープも思いつく限りは記載しますが、他のセットキープで気になるものがあればYoutubeでコメントかツイッターでリプください。

 

《共通》

【先攻】知恵の光・叡智の神鳥・クオン・ハリケーンゴーレム・チャクラムorクオン+氷塊のゴーレム・ストーンバレット+氷塊のゴーレム・ハリケーンゴーレム+氷塊のゴーレム・チャクラムorクオン+一世の探求

【後攻】知恵の光・叡智の神鳥・天使の恩寵・クオン・ハリケーンゴーレム・チャクラムorクオン+氷塊のゴーレム・ストーンバレット+氷塊のゴーレム・ハリケーンゴーレム+氷塊のゴーレム・チャクラムorクオン+一世の探求

 

特殊マリガン対面

共通マリガンの他にキープするカードがある場合記載。

《ロイヤル》

【後攻】ストーンバレット

主に攻撃力2のカードを取るために使用。後攻1ターン目に使うのは氷塊とセットの時のみ。

 

《ウィッチ》

【先攻】氷塊のゴーレム・天使の恩寵・チャクラム&ストーンバレット持たない

【後攻】氷塊のゴーレム・チャクラム&ストーンバレット持たない

ミラーマッチは除去札が腐るというのとデッキを回せるカードをキープ

 

《ネクロマンサー》

【先攻】イザベル

【後攻】イザベル

後述しますが、この対面(葬送、ラスワ問わず)で一番必要なのはクオンではなくイザベルです。

クオンの勝利寄与度は低いと思っているので、イザベルを単キープします。

 

《ヴァンパイア》

【先攻】ストーンバレット・ストーンバレットorハリケーン+極冠の幻想獣

【後攻】ストーンバレット・ストーンバレットorハリケーン+極冠の幻想獣

ヴァンパイア対面は除去が大切。盤面にフォロワーが出ない除去は重宝。

 

エルフ対面は共通マリガンでマリガンします。

ドラゴンとネメシスに関しては、ワンチャンス、クオン全力でもいいかもしれません。

 

大局観について

基本的には8ターン目に15ブースト溜まったクオンから投げて7点、アルティメットマジックで10点、紅蓮の魔術で3点の合計20点のOTKを目指します。

イザベルは6ターン目から融合を始めれば8ターン目には紅蓮の魔術が手札に加わってOTKルートを作ることができるので、6ターン目までには必ずイザベルは引いておきたいです。

 

次に各対面についてです。

特殊対面に関してのみ記述します。

 

《ロイヤル》

基本的には先7、後6のクオンを目指して勝つゲーム。クオン引ければ有利でクオン引けなきゃ不利という認識。

上記ターンから1ターンくらいならクオンが遅れても全然勝てると思います。

ビクトリーブレイダーとタケツミのせいでOTKルートがかなり取りずらいので、そこはあまり狙わず、打点カードは打てるときに打っておくが大切ですね。

ロイヤルの回復は銃士の誓いくらいしかないと思うので、ビクブレがいなければ7ターン目にアルティメットマジック紅蓮の魔術を打って相手のライフを7にしておいて、8ターン目にアルマジを打てば、ビクトリーブレイダーが来てもリーサルを取ることができるので、クオンが引けていないときはこっちのルートを狙うのもありです。

ウィッチに限った話でないと思いますが、序盤は相手に連携を稼がせないことがとても大切で、5ターン目に銃士の誓いと兵団長が一緒に並んでしまうと処理しきれることが少ないので、相手の4ターン目の終了時点で連携が7以下であるようにしましょう。

具体的にどうするかというと、除去は打てるときに打つではなく、なるべく引き付けて打つですね。

自分のライフがギリギリ保てるくらいで除去を打っていきます。

相手の連携が4ターン目終了時で8でなければ除去しても構いません。

イザベルから加わるユニオンマジックもあるので序盤の除去にはあまり困らないと思います。

後攻であれば天使の恩寵もあるので、かなり引き付けて打ってもいいです。

 

これは1面処理した後ですが、例えばこんな手札だったら、極冠の幻想獣だけ切って、ターン終了します。

 

逆に先攻だと回復できるカードが叡智の神鳥しかない上に、キャットアドミラルで一気に連携を稼がれてしまうこともあるので、先攻で引き付けて除去を打つのが難しいです。そこで叡智の神鳥は先行で唯一回復できる貴重なカードなので、必ず1ターン目に打つカードという認識は捨て、相手からダメージを受けたら打つくらいのイメージで大丈夫です。手札が事故ってどうしようもない場合は1ターン目に打ってもいいと思います。

対ロイヤルの動画はこちら

youtu.be

 

《葬送ネクロ》

基本的にはスペルウィッチ有利と言われているマッチ。ですが、勝ち方をしらないとこういうことになります⇩

上の画像は、ぽたかさんとのスペルウィッチvs葬送ネクロの10先配信の途中経過です。

最後まで気になる方はこちらをご覧ください。

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試合中にやっと勝ち方を理解して、なんとかいい勝負にまでもっていきました💦

 

クオンを使用してのOTKルートの弱点は記憶の軌跡や死門を繋ぐ者などのラストワードで回復するカードでリーサルがなくなってしまうことです。

幸い葬送ネクロにはラストワードで回復するカードが記憶の軌跡しか入っていませんが、相手もスペルウィッチ対面でその行為が刺さることは十分理解していると思うので、記憶の軌跡を合わせて打ってきます。

その時に輝くのがチャクラムウィザードです。

進化込みで最大3面処理することができる0コストフォロワーなので、クオンOTKの邪魔にならないです。先にラスワ回復持ちを破壊して、クオンを投げれば通常通りリーサルを取ることができます。

ただ、マッドネスリーパーだけはどうしようもないので、リーパーの効果を発動されたら極光の天使で逃げましょう。

序盤は相手のルルナイに対しては除去を極力打たず、相手がルルナイ進化をしてきたり、ルルナイの攻撃力がファンファーレで高くなったりしたら除去を打つくらい無視することを徹底しましょう。

ルルナイの当たり先になるフォロワーも極力出さないようにします。

すぐに消費ネクロマンスが10を超えるので、スージーがすぐに出てきます。

スージーで攻撃されてしまうと、ネクロマンス消費が2増えて、20達成が容易にできてしまいます。他の対面ならOTK以外でクオンを投げても強いことが多いんですが、この対面では途中で投げるようなことはやめましょう。

葬送ネクロは自分でフォロワーを破壊させるカードがクランプスしかありません。

こっちがルルナイを無視するので、ネクロ側はルルナイをクランプスで破壊して手札を回すこともしてきます。

クランプスはカウンターマジックを剝がすためにも必要なので、このマッチアップのクランプスの依存度はかなり高いです。

クランプスを他に使ってしまい、マッドネスリーパーが破壊できずに、相手のクオンで破壊してもらおうとプレイしてくる人も結構います。

これをされると確実にクオンからのリーサルはなくなってしまうので、このマッチはクオンに頼らずイザベルのアルティメットマジックだけで勝つことを意識して立ち回ります。

ユニオンマジックを打つタイミングも重要で、相手になるべくフォロワーがいないときに打つこと、ユニオンマジックが2枚あるなら、一気に2枚消費することを心掛けています。

常に盤面ロックを意識して立ち回れれば、相手も必然的にクランプスの枚数が足りなくなるので、アルマジも通りやすくなります。

 

対葬送ネクロの動画はこちら

youtu.be

 

《ラストワード進化ネクロ》

ほとんど葬送ネクロ対面と考え方は同じです。ただ、マッドネスリーパーを自壊できるカードが1種類増えているのと、デスキャットや死門が入っているので、OTKルートはほぼ取れないです。カウンターマジックも簡単に割られるので、かなり厳しい対面です。

頑張ってイザベルで勝ちましょう。

 

《スぺルウィッチミラー》

これだけは本当にどうしようもないことが多いです。

基本的には先攻9ターン目に紅蓮でカウンターマジックのバリアを割って、残りの8PPでクオン紅蓮アルマジで勝つことが多いです。

後攻での勝ち方は7、8ターン目に連続で15ブーストのクオンを出すことですね。

相手に回復+カウンターマジック+クオン処理を要求できれば大体の場合勝てます。

ただ、これは先攻側でも同じことが言えますし、要求値も相当高いのでかなり厳しいですね。

他にミラーで気を付けるべきことを箇条書きしておきます。

・マジミサは基本カウンターマジック割る以外で使わない。これ使うくらいなら2PP余らす。

・イザベルは極力3融合までする。

・場にフォロワーを残さない。

・2枚目までクオンは大切にする。

・カウンターマジックはギリギリまで打たない

ここら辺を守っていれば先攻で負けることはあまりないと思います。

 

各対面についてはこのような感じです。

今競技シーンで一番当たるデッキは記述しておきました。

他の対面について知りたい方がいればコメントかリプください。

 

最後に有利不利認識だけ

有利:葬送ネクロ、連携ロイヤル、守護ビショップ、回復ビショップ、ハンドレスヴァンパイア

不利:ユキシマウィッチ、バフドラゴン、ラスワ進化ネクロ、AFネメシス、セッカエルフ(あまりやれていない。五分かも)

 

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。

RAGEに出場する人が少しでも参考にしてくれたら嬉しいです。


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6000文字も書いたの人生で初めてかもしれん。